「塩谷哲トリオ ライブ 2014」Patio

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【Patio】(「Arrow of Time」)

昨年(2014年)のソロデビュー20周年記念アルバム「Arrow of Time」の代表曲とも言える楽曲。これまた予想外の選曲で、トリオで演奏するとどうなるのか興味深く聴いた。

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大阪-名古屋-東京と続いたツアーで、この曲は東京で一気にはじけた。あまりの変わりようにびっくりした。

大阪では途中からドラムの江藤良人さんが飛び入り。山木さんに代わってドラムを叩き、陽介さんとのかけ合いもあった。もちろん盛り上がったが、全体的に原曲とほぼ同じテイストだった。若い江藤さんを盛り上げよう、という優しい雰囲気があった。

名古屋ではジャズ色が混じって、崩し気味な感じ。ベースメインのパートでは陽介さんの手数(指数?)に例によって圧倒され、ここでも大阪とは変わってきた。

それを受けてのピアノもやっぱり熱くなる。が、原曲よりは大人な色味。エンドに向けてのメロディーでは脱力系に戻って、軽い感じで終わった。

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東京の1日目も若干ジャジーに始まる。原曲ではギターの見せ場に繋げるところでエレキベースが疾走する部分があるのだが、この日は陽介さんが疾走(大阪や名古屋でどうだったかはメモってないこともあり覚えてない)。とても心地よく響いてきた。

メロディに戻ってから、ソルトさんが陽介さんを指名して自由なベースが始まる。このあたりから一段とはじけてきたのではないだろうか。いろいろなベースの中でも印象的だったのは、弾いて→長~い間をとったところ。ピアノも同じように長~い間をとって遊んで、会場を笑わせた。やりたい放題だよ、この人たち。

ドラムも黙ってはいられない。メモには「すごい打」としか書いてないのだが、圧倒的なドラムだったことは覚えている。メモもできないほどだったに違いない。サイン会で「どうしたんですか!今日のPatioは!?」と言ってしまったくらいだから。

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東京の最終日。この日は小学生以上も入場可能で、陽介さんのサービス精神がふんだんに盛り込まれた。「サザエさん」「おもちゃのチャチャチャ」(ソルトさんは「はたらくおじさん」と思ったらしいが)。弾いて→弾かない→弾いて→弾かない、や、弓で弾くと同時に手で叩く、なんてこともしてくれた。

ピアノとドラムのかけ合いあり、ドラムを合図に盛り上がり、ベースを合図に盛り上がり、最後のピアノは低音で遊び、とにかく楽しい演奏だった。

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