「Cross Your Fingers vol.11」(大阪・フェスティバルホール)に行ってきた。
C列という特等席!左サイドなのでピアノもよく見えた。
前すぎてあごが上がるのではないかと心配したが、始まってしまえば気にならなかった。
今年のSALTのソロのコーナーは何だろう?
「Morning Bliss」?「Deep Affection」?
広島の様子から「Ladies In Mercedes」もあるかも、と思っていたら
「Ladies In Mercedes」だった!
それも大儀見元さん(パーカッション)とのコラボ!
これ、ホント圧巻だった!!!
これだけでも見に行った価値あり!
ピアノから入って「やったー」と思いきや、元さんが絡んできて「え、どうなるんだろ」
2人の息の合い方はホントにピッタリ絶妙で、SALTがノってきたのも伝わってきた。
この2人はどんな曲のどんなアレンジでも、即座に合わせることができるのではないだろうか。
見ている私もその信頼感を知っているので、とても安心して、期待して聴くことができる。
体がスイングして、元さんとアイコンタクトしながら、時折客席の方に顔を向けて軽やかに弾くSALT。
フェスで、これだけの観客の前でセッションしていいのだろうか、と思うくらい。
曲が進むにつれすごい盛り上がり方。
そりゃ、元さんとこの曲だから盛り上がらないわけがない。
でもSALTのピアノにだんだんブレスが入ってきて、なんかまたもう一段別の世界に連れて行ってもらったような感覚。
このグルーブ感!
SALTがよく言っている正に「音が鳴ってないときでも何かを表現している」状態。
自由自在。
こんな芸当、この2人にしかできないよ。
いやいや、ここはフェスティバルホールだよ!こんなのやっちゃっていいの?!(笑)
ホント、いいものを見させていただいた。
続いて原田芳雄さんが特別ゲストとして登場。
「リンゴ追分」と「ぷかぷか」。
原田さんは竹善が言うように今まで生きてきた存在自体で何かを表していて、ボーカルの存在感・圧倒感には半端じゃなく吸い込まれた。
でも、コラボしたSALTも負けてない、と思った。
原田さんの前では弱冠40歳のSALTだが、その若さを押し出してジャズしていた。
「リンゴ追分」の間奏のソロなんて、もう超絶の域。情熱的SALT。
そういう場面もあり、原田さんのアドリブのような歌と会話するように絡む場面もあり(うまくハマってた)、相当緊張したんじゃないかな、SALT。
「リンゴ追分」「ぷかぷか」のジャズアレンジの楽曲としても、それだけで純粋に素晴らしかった。
SALTのアレンジかな?
今年のCYFはSALT&SUGARとしての演奏もなく、SALTの登場場面も減ったように思う。
しかし上記のパフォーマンスを見れて、私としてはとてもよかった。