「塩谷哲トリオ ライブ 2014」Superstision

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【Superstition】(Stevie Wonder/「Arrow of Time」でカバー)

昨年のSuper Salt Bandでのライブでも光ったこの曲。トリオでも盛り上がった。バンドよりは大人な感じで進行するが、ヒートアップしてしまうので最後には手がつけられなくなった。

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アルバムや昨年のライブと同様、7拍子でのアレンジ。「変拍子になってしまった」と本人は言うが、この独特のアレンジでちゃんと盛り上がって、見せ場(聴かせ場)を作って、余韻も残る曲に仕上がっている。カバーは難しいとよく言われるが、こんな風に演奏できたら楽しいだろうな。

ピアノの「ズンズンチャ、ズズンチャ」というリズムから始まる。一気にグルーブ感。Super Salt Bandではなくトリオだからなのか、より深い世界に潜ったみたい。

1拍あって、ピアノはAメロへ。そうだ、これから正式に始まるんだ。ベースのリフ(=この曲でたびたび出てくる、印象的なリフ。原曲ではホーンセクション、アルバムではギターが担当)も飛び込んでくる。メロディーだけを間合い開け気味に弾いていたピアノも、次第に盛り上がってくる。

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上り詰めた後に際立つ、ベースの「Superstision」のフレーズ。続けてベースのメインへ。陽介さん、ここは魅せてくれた。クモのように指が上下したり、チョッパーしたり、叩いたり。名古屋では弾かない・弾くを繰り返したり。東京最終日では左手を上から下へ落とすのを4回続けてみんなの笑いを誘ったり。ピアノのリフとドラムもそれを支える。

そして3人で大きく繋いでからピアノのメインへ。初めは抑え気味でも、激しくならずにはいられない。山木さんと顔を見合わせながら、ピアノに反応してドラムが踊り、そのドラムに乗せられてピアノがはじける。ここはもう、圧巻だった。私のメモには毎回「すごい」と書いてある。

そんなところから暗転するかのように、今度はピアノで「Superstision」のフレーズ!ピアノ、いいとこ持っていくなあ!かっこよすぎる構成。

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ピアノのリフとドラムのかけ合いへ続く。楽しそう、でもお互いを聴き合って真剣勝負。かけ合いから流れてドラムの独壇場に突入する場合がほとんどで、これが今までのライブとは違うところだなあと感じた。あうんの呼吸というか、ピアノの入り方・収め方で山木さんに伝わるというか、こんな言葉ではきっと説明できない何かがあるのだろう。

ピアノがリフをリピート。3人で盛り上がっていく。盛り上がって盛り上がって、最高潮まで行って、突然終わる。最後までキマってるね~。

曲後のMCで「トリオは自由。もう弾かなくてもいいくらい」とソルトさん。
山木さんが「いっぱい弾いてたよ。うそつき」と笑って返した。

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