塩谷哲ピアノ・コンサート「solo salt 2012」(大阪・浪切ホール・2012/6/09)

ライブレポート

塩谷哲ピアノ・コンサート「solo salt 2012」
日時:2012年6月9日(土) 18:00~20:17(休憩15分)
会場:大阪・浪切ホール 小ホール
出演:塩谷哲

【演奏曲目】「」は収録CD、()はオリジナルアーティスト等

第1部 18:00~18:54

1.Passage「トリオっ!」
2.ひまわり(映画音楽)
3.Moon River(映画音楽)
4.Bullet Train(マイク・マイニエリ)
5.Always and Forever(パット・メセニー)
6.la pluie「Wheelin’ Ahead!」

第2部 19:09~20:17

7.Do You Still Care?「トリオっ!」
8.Waltz For Debby(ビル・エヴァンス)
9.Enharmonie「Hands of GUIDO」
10.Forest「SALT III」
11.即興演奏 そんなはずじゃないでしょう!?
12.Heat of Mind「Wheelin’ Ahead!」
アンコール
13.Side by Side(We Go)「SALT III」
14.ふるさと(童謡)

solo salt 2012(浪切ホール)演奏曲目リスト。ピンボケでごめんなさい

【レポート&感想】

ソロのコンサートを聴くのは久しぶりでした。
やっぱりソロもいいなあ~、というのが今の率直な気持ち。
最近は控えていたけど、ソロの追っかけを再開するのも価値があるなと思いました。

独りだけでの舞台で、本当に一回こっきり、一期一会、その雰囲気での演奏は二度とないですからね。
ソルトさんの気持ちが如実に現れます。
そこにはユニットでの演奏では感じ取れない心の機微。

この日、ソルトさんが注目すべき発言を。

「最近、ピアノが”いとおしく”感じられてきて…」

なんか、すごく嬉しかったです。
ピアニストって、そういうステージまで行けるのですね。
「年を取ってきたからでしょうか?」と笑ってましたが。

「100歳くらいになると、ピアノに弾かされているようになるかも。ただピアノの前に座ってるだけで勝手に弾かされている。楽ですね~。」
とも。

ぜひその演奏を聴きたいものです!

ピアノとの関係性が即興演奏のタイトル(笑)につながっていてとてもおもしろかったです。
このことは後ほど。

なお、MCはご本人がおっしゃるとおり「いつにも増しておかしい」でした!
(以下、MC内容は忠実に再現はしていません。抜けもあります。ご容赦の程を)
(MCはおかしかったけど受けてましたよ。以下「(笑)」などは省略してありますので)

1.Passage

イントロで「わ~っ!」と思いました。
久しぶりなんだもの。
それに、1曲目から!

トリオのCDに収録されているものの、CDではピアノ一本での演奏。
そのリズム感がとっても好きなのですが、トリオライブでの音の厚み・深み、これもたまりません。

それがあっての、ソロでの「Passage」
わくわく。

1台と思えないのですよ。
私は幻想を聴いているのでしょうか?

左手のリフで作り出される軽快なテンポ、そこに乗ってる右手のメロディ。
展開に入ってもリフの勢いはそのまま。
右手から生み出される音の多さ。
破壊的に暴れたかと思うと、静かになったり、スローになったり。
いつものことながら、自由自在。
今日も連れて行ってくれますねえ~、ソルトさん!

MC

・この浪切ホールでは何度も演奏してるので「帰ってきた」感じです。
・生音、弾いた音をそのまま届けられるというのは幸せです。
・1曲目は「Passage」とても久しぶりでした。
・梅雨入りしたので全曲雨の歌にしようかと思いましたが、こっちに着いたら晴れてました(笑)。
・雨でも楽しめるような気分になれるように、ボクのピアノで手助けしたい
・ピアノと会場が一体になって、一つの楽器の中にいるような感じがします。
・次は映画音楽を

solo salt 2012(浪切ホール)開演前のホール入り口

2.ひまわり

名作の名曲です。
ソルトさんで聴くのは私は初めて(だったと思う)。

ポツポツと続くイントロ。
上を向いて何かを感じながら弾くソルトさん。
やさしい世界に誘い込まれました。

ピアノが鳴っているのか鳴っていないのかわからなくなりそうな感覚。
ピアノの存在感がないのではありません。
一体となって聴かされている?ような。

でもBメロ(という表現でいいのかな?違ってたらごめん)になると、出てくるピアノ。
ハッとするのです。
いつものソルトさん。
スッとくる、そのタイミングもタッチも絶妙。
この押し引きにやられるんですよね…。
だんだん巧妙になってきています。←やらしい言い方(笑)

Aメロはまたやさしいピアノ。
一旦強さを経験したピアノのやさしさは、最初のそれとは違います。
何が違うのか、説明はできません。気のせいかな?
いや、やっぱり違う。

展開に入って、またさっきの世界へ。
そうか。一面にひまわりが咲いている、映画の中のあの世界なのか?
ゆるやかな風に揺れているひまわりたち。

Aメロに戻ります。
今にも消え入りそうなピアノ。
Bに行ってAに帰って、また消えそうにやさしい。

ここまで積み上げて形作ってきたこの曲の世界の中でこその表現力。
みんな、息を飲んで聴いていました。

いい曲ですね。
あらためて思いました。

MC

・(演奏が終わるのを待って座席に着いたお客さんたちに)「いらっしゃいませ」
・次も映画音楽です。アレンジを少し施しました。何の曲かわかるかな?月と川に関する曲です。
・(マイクを置いて、やっぱりもう一度マイクを取って何か言いかけて)まあ、いいや!(とマイクを置く)

3.Moon River

すぐわかりますって。「Moon River」って。
ま、承知の上でのMCでしょうが。

繊細なピアノです。
ガラス細工のよう。
でも壊れるような弱さではなくて、世界がちゃんと見えます。

「ひまわり」から続いてるのかもしれません。
この感覚。

2コーラス目は強く、3コーラス目は力強く。
が、よく聴くと小さい音、やさしい音も混じっています。

ソルトさんの映画音楽もいいですね。
その世界に浸れます。
というか、ホントに弾いてるの?という感覚です。

これ、ソルトさんが目指すところですよね。

MC

・いい曲ですね。名曲をシンプルに弾くのは難しいんです。
・ジャズの世界では名曲をそれぞれ変化させて演奏するのですが、最近は、いい曲をそのままに弾けることがいちばん素晴らしいことだなあと思っています。
・このごろピアノが”いとおしく”感じられてきました。年取るとこうなってくるんでしょうか?(笑)。ボクにとってピアノの意味が変わってきました。

・次の曲はボクが高校時代にハマったフュージョン、当時はクロスオーバーと呼んでましたが、そのとき好きだった曲を。
・ステップス・アヘッドの曲で「ブレット・トレイン」。マイク・マイニエリという前のめりになりそうな人の曲です。この人のヴィブラフォンが好きでね。
・これはバンドの曲ですからね。うまく弾けるかなあ?(笑)

solo salt 2012(浪切ホール)ホールエントランスの吹き抜け

4.Bullet Train

この曲は知りませんでした。
ソルトさんのラジオで紹介されたことあるのかな?

ソルトさんの好きっぽい曲だなと感じました。
イントロでのくすぶり具合、左手でシンプルなリフ、それに乗って右手は次第に激しく。
私も好きです。こういうの。
基調はシンプルなんだけど、そこで右手が自由に暴れてるという形。

Steps Aheadの演奏がYouTubeのここにあります。
キーボードの長めのソロがありますが、ソルトさんが暴れたのはそこではなく、Mike Mainieriのソロの部分に近かったと思います。
バックが支えてるリフを左手で弾きながら。

ノリました。よかった~!
結構暴れ続けてましたよ。
よく聴くと左手もリフだけじゃなくて、プラスアルファの音が出ています。
というか、リフは弾いてないけど弾いてるように聞こえてるだけかも?

弾いてないけど弾いている。うん?どっち?もうどっちでもいいけど!

これを感じることが多かったです。この日のソルトさん。
ピアノと会場のマッチ度にも関わってるのでしょうね。

途中でちょっと曲調が変わって(どう変わったかメモってない!)、また戻りました。
これもソルトさん、よくやります。

盛り上がって盛り上がって、最後はストン!っと終わりました。
決まった!かっこいい!

5.Always and Forever

ガラッと変わってこの曲。
ちょっと「Calm」(「Hands of GUIDO」に収録)っぽいものを感じたのですが、これは私だけかもしれません。

情感がだんだんこもってきました。
展開のパートでは高音が心地よく響きます。

ゆっくりと流れる空間。
その中をやさしい音が進みます。

聴き惚れていたのでしょうか。
メモが少なくてすみません。

MC

・きれいな曲を聴いていただきました。
・実は昨日(6月8日)誕生日だったんです。(自分で♪Happy birthday ~を弾く)
・46歳ですよ。50歳に近いですね。これが2回来ると100歳ですよ。
・もうじき50歳。こんなこと言ってちゃいけないね。切り捨てて40にしないと。40も切り捨てて10歳にしましょうか。
・ボクは何を言っているのでしょう(笑)。今日、ソロを初めて聴くという人、逆立ちしてくれますか?いや、手を挙げてください。(20~30人くらい?挙がる)あ~、結構いらっしゃいます。「なんじゃ!」と思ってるでしょうね。普段はこういうことはありませんから。・・・「なんじゃ!」とは思わないか。
・喋らないで曲を弾いた方がいいですね。よくいるでしょ。せっかく聴きに来てるのに喋ってばっかりで全然やらない人。

・さ、次の曲にいきましょう。やっぱり雨の曲をと思いまして「la pluie」フランス語で雨という意味です。
・フランスには惹かれるものがありまして、「またそれを言うのか!」と思ってる人もたくさんいるでしょうが、実は私は前世がパリジャンなんです。フランスの感覚が備わってるというか。
・かと言ってもフランス語は全然喋れないんですよ。思うんですけど、人間、生まれ変わっても言語の感覚は残しておいてほしいなと。そしたら生まれ変わるたびに喋れる言葉が増えていくでしょ。そうなったらいいのに。
・パリに行ったときに「ボクは絶対ここに住んでた」と思ったんです。教会でパイプオルガンなんかを弾いてたんでしょうね。ボクはスピリチュアルなものは全然信じない、超現実主義なんですが、パリに関してはそう思ってます。

6.la pluie

久しぶりに聴きました。
イントロからいいです。
しとしと雨が降っています。

この曲も左手で支えて右手で語りかけています。
それが、なんか、ピタッとハマっています。
何でしょう?
ピアノの音、会場の響き、雰囲気、すごくマッチしています。

演奏も進化していて豊かな表現力を感じます。
ちょっとびっくりしました。
前に聴いたときからいろいろな活動がありましたからね、ソルトさんも。

音が少なくても、小さくても、いいんです。
今日はこればっかり書いてますが、そうなんです。
ちゃんと世界があるのです。
また、だからこそ力強い音が更に引き立つのではないかな?

雨は途中、何度か止みかけました。
止むかな?と思ったら強くなって…が続きます。
だんだん引き込まれます。

エンドに向けて強い音。
ソルトさんが跳ねるほど。
そこから緩やかに緩やかに静かになって、最後に残ったのはやさしい雨粒。

見事な演奏でした。

(休憩15分)

solo salt 2012(浪切ホール)岸和田駅前にある案内

7.Do You Still Care?

イントロでワクワクします。
この曲は小曽根さんとのデュエットのときのことを、どうしても思い出してしまいます。
それと、大阪ブルーノートでのトリオのライブに小曽根さんが飛び入りしてこれを連弾したときのこと。
あのときの音の広がりは、一生忘れないでしょう。
私にとって特別な曲です。

なので、ソロで聴いても1台で弾いてると思えないのです。
私の想像力がおかしいのかな?
ソロなので物足りないのではなく、逆にいろんな音が聞こえてくるのです。

メロディ、メロディときて、展開へと。
引き込まれます。
ソルトさんらしい音、流れ。
嬉しくてホロッときます。

攻めて攻めて、そして自由に解き放たれる感覚。
もう、自由自在に弾いてます。
弾いてて楽しいだろうな、きっと。

最後に向けてフレーズのリピート。
心地いい。
でももうすぐ終わってしまう。
もうちょっとリピートしていて…。

フェイドアウトしていき、かすかに「ピンッ」と鳴って終わりました。

8.Waltz For Debby

ソロではもはやお馴染みの曲。
スッと入ってきます。

弾き慣れている、弾きこなしている感じ。
今日のピアノと特に合っているのかな?
そんな気がしました。

強いパートがあったり、繊細な音があったり。
そんな世界に包まれて、安心してゆったり気分。

(オリジナルのYouTubeはこちら

MC

・「Waltz For Debby」という曲でした。名曲を弾くのは難しいです。
・その曲をそのまま弾くのはオリジナルの人がいちばんうまい訳です。スタンダードは自分の中に何かが入ってこないと弾けません。
・ビル・エヴァンスは数々の名演奏をしていて、奥が深いなあと思います。
・こういうシンプルな曲をボクも書ければいいのですが、次の曲もひねくれています。ひねくれてる上にひねくれてるので、元に戻ってまともになったんじゃないかと。

9.Enharmonie

この曲も久しぶりです。
確かにひねくれています(笑)。

静かに始まってやさしい音。
そこから次第に強くなって曲の世界を形成していきます。

ん~、難解です。
今日は特に感じます。
ひょっとしてソルトさん、苦労してる?

ブレスを入れて、次の音を大事に始めたり、いろいろと。

solo salt 2012(浪切ホール)ホールの看板

10.Forest

「Enharmonie」が終わって、ソルトさんは曲目リストを見て十数秒考えていました。
このピアノにマッチする曲を探していたのかな?
そして選ばれたのが「Forest」です。

2か月前の「SUPER SALT BAND」での演奏が、ふとよみがえってきました。
それを踏まえてソロではどうなるのか。

あらためて、きれいなメロディです。
2度目はやさしく。

展開に入って、原曲の流れに近づいては離れては…してる感じ。
いつもはここで森の雄大さがだんだんと感じられて、やさしい森と力強い森の二面性の中に身を置かれます。

この日はやさしい森でした。
私の集中力が散漫になっていた可能性も大いにありますが、荘厳さよりはやさしさの方が強かったように感じます。
「Enharmonie」から、ちょっとアレッと思っていたからかも、私が。

エンドに向けてもやさしい森。
メロディをていねいに弾くソルトさん。
やさしさはとても伝わってきました。

MC

・今日はとても透明感があるピアノですね。どうしてもそういう曲を弾いてしまいます。やさしい人だね(と、ピアノに語りかける)
・ラジオでコンサートの告知をしたときに「即興演奏もやります!」なんて言いましたので、これからやります。やさしい人(ピアノ)なのでやさしい曲になりそう。
・とは言っても、やさしいだけじゃないでしょう?違う面も出していきたいな。ピアノを弾くというのはピアノと対話するということですから。対話して引き出していきたいですね。やさしいだけであるはずがない!というわけで即興のタイトルは「そんなはずじゃないでしょう!?」です。

11.即興演奏 そんなはずじゃないでしょう!?

強く弾いてやさしく弾いて、また強く弾いてやさしく弾いて、ピアノとの会話が進みます。

あ、どうやら強い音が返ってくるところを見つけたみたい。
そこに集中して会話。
印象的な低音が破壊的に進みます。

即興演奏は何度も聴いてますが、こういう即興は珍しいです。
うまくレポートできなくて申し訳ありません。

でも、やっぱり徐々にやさしくなってきました。
そういう人なんだね、キミは。

音がすごくたくさん、小刻みに生まれているシーンもあり。
最後はレクイエム的なものを思わせるエンディングでした。

MC

・うまく引き出せたかな?どうしてもピアノが持ってるものに引き寄せられるんです。
・次の曲は(楽譜を置きながら)ホントは見なくてもいいんですが、お守りとして。「Heat of Mind」という曲を。果たしてこのピアノがラテンになるのかどうか。
・弾かなくちゃいけない曲があるときはどんなピアノでも弾きますが、今日みたいに自由に弾いていいときは対話しながらですね。ピアノに弾かされてる感じです。
・100歳になったらピアノの前に座っただけでピアノが勝手に指を動かしている、みたいになるんじゃないかな?早くそうなりたいです。
・(メモから再現できませんが、また変なMCになったようです)おかしいですね、今日は。

12.Heat of Mind

またまた久しぶりです。
軽快に始まりました。

私はピアノに関するMCと即興演奏で、すっきりした感覚になっていました。そうだったのか、と。
実際のところ、音のことはよくわかってませんけどね。後付けかもしれません。
ということで、曲に集中。

展開に入り、Heatしてきました。
この曲らしい音の運び。
音は細かく刻まれて、ソルトさんだなあという感じに。

それにしても攻めてます。
ラテンに持って行ってるのがよくわかります。

エンディングは一旦止まりかけて、帰ってきてドラマチックに終了。

アンコール

10~20秒くらいですぐ登場

MC

・ありがとうございます。インフォメーションしなくちゃいけないんですが、紙を忘れました。(舞台袖に向かって)持ってきてくださーい。みなさんのところに入ってる紙なんですが。(客席から教えてもらったりしていると、マネージャーのリッキーさんが紙を持って登場)あ、リッキーです。
・「8/31 塩谷哲トリオ ビルボードライブ大阪」の告知
・来年でソロになって20周年なんです。デラルスから93年にデビューして…93年?…そうですね93年ですね。早いですね-。
・大阪には来れなかったんですけど、春に「SUPER SALT BAND」というのを結成して東京でライブをやりました。来年は20周年ということでそのメンバーで新しいアルバムを出すことになっています。

・8月にやるトリオというのもジャズ界を代表する、ジャズ界だけじゃないね、音楽界を代表する2人のアーティスト、井上陽介さんと山木秀夫さんとやってるトリオです。「日本三大ひでお」の1人である山木秀夫さん。
(筆者注。ここで間が開いたのでもしかして「日本三大ひでお」の説明までするの?と心配(?)しましたが、思いとどまってくれたようです。でも一瞬迷ったはず(笑))

・今日ここに来ている人は全員来なければいけません!(笑)。チェックしますからね!顔覚えときますから。
・(8/31は)ちょうどオリンピック中なんですか?でも、ねえ、来てください。今日みたいに喋りませんから。
・最近新しいアルバムのリリースもなかったですから、曲を書くのもギアを入れてやらないとと思っています。でもオリンピックは見てしまうでしょうね。

13.Side by Side(We Go)

今日のやさしいピアノで聴いてみたい曲でした。
あらためて、いいメロディですねえ。

いつにもまして自由な感じがします。
やっぱりピアノに合ってるのかなあ?

バンドはバンドの良さがあり、ソロはソロの良さがあります。
バンドでも結構自由ですけど、ソロのようにはいかないものね。

自由すぎて「Waltz For Debby」のフレーズが混ざりました。
ソルトさんも客席も笑い。

メロディに戻って、最後のリピート。
やさしくエンディング。

MC

・もう1曲弾かせてください。(震災から1年以上経ってソルトさんが思うことを話されました。全部メモれてないので半端な形で書くのはやめておきます)

14.ふるさと

心にスッと入ってきました。
気持ちが伝わってきます。
時折混じる高音が印象的。

小さくてやさしいメロディ。
語りかけるように。
でも、強さも見えます。

やさしくて包み込んでくれてホッとできる。
実は強いからこそそれができるのかもしれません、ふるさとは。

そんなことが浮かびました。

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