塩谷哲プロデュース Saltish Night vol.XIV(東京・中野サンプラザホール、2010/12/23)

「塩谷哲プロデュース Saltish Night vol.XIV」
日時:2010年12月23日(木・祝)18:10~20:58
会場:東京・中野サンプラザホール
出演:塩谷哲(pf)、佐藤竹善(vo)、矢井田瞳(vo)、大橋卓弥(vo)、舞花(vo)、本田雅人(sax)

演奏曲目(間違いがあるかもしれません)

曲名 オリジナル・作曲者 歌手・演奏者
01 Wishing Well 塩谷哲 塩谷哲
02 Never Cry 舞花 舞花、塩谷哲
03 舞花 舞花、塩谷哲
04 sax solo ~ Waltz For Debby 本田雅人 ~ Bill Evans 本田雅人、塩谷哲
05 Upward Mobility 本田雅人 本田雅人、塩谷哲
06 この恋はもうしまってしまおう 矢井田瞳 矢井田瞳、塩谷哲
07 My Sweet Darlin’ 矢井田瞳 矢井田瞳、塩谷哲
08 悲しみが吹いた時 矢井田瞳 矢井田瞳、塩谷哲
09 Angels We Have Heard On High (Gloria) 賛美歌 大橋卓弥、塩谷哲
10 はじまりの歌 大橋卓弥 大橋卓弥、塩谷哲
11 Home Michael Buble 大橋卓弥、佐藤竹善、本田雅人、塩谷哲
12 All I Wanna Do Sheryl Crow 佐藤竹善、本田雅人、塩谷哲
13 ココロスタート 塩谷哲 佐藤竹善、塩谷哲
14 (I Can Recall) Spain Al Jarreau 佐藤竹善、塩谷哲
15 Stardust Hoagy Carmichael 佐藤竹善、塩谷哲
(アンコール)
16 星の夜 塩谷哲 全員
17 A Little Lullaby 塩谷哲 塩谷哲

※以下、あくまでも私個人の感想です。よろしければお付き合いください
※MCのところは、大体このような内容だった、ということを書きました。また、全ては書ききれておりません

今年もソルティッシュ・ナイトの時期がやって来ました。14回目です。
ソルトさんは真っ白のシャツにつなぎのような黒いズボンで登場。正装です。
胸には真っ赤なバラ。
竹善さんたちから「レコード大賞の司会者みたい!」と突っ込まれていました。

最初の曲はピアノソロで「Wishing Well」
短くプロローグがあって、改めて手を置いてからメロディに入りました。
透き通るような音。ステージ右手の小さなクリスマスツリーが映えます。

間奏はゆっくりと、展開するにつれて次第に力強く。
そしてジャズっぽくなってきました。
高音がやっぱりきれい。

緊張しているソルトさんが少しだけ伝わってきました。
正装だから余計にそう見えたのかも?

としても、小さい優しい音を含みつつ、はっきりした流れでエンディングを迎えた演奏には、普段のソロコンサートでのソルトさんが感じられました。

MC

・「ソルティッシュ・ナイト」今年で14回目です。20歳から始めて・・・いえ30歳からでした。
・1回目のときのことを覚えてます。膝がガクガクでした。
・今は純粋な気持ちで、楽しもうと思って臨んでいます。

舞花が登場。
デビュー曲の「Never Cry」を。
若いけど実力派です。

決して出すぎない、ソルトさんの伴奏も健在です。
ボーカルが強くなるとピアノも大きく。
間奏ではしっかりとピアノの世界を作り上げて、次のボーカルを促します。

MCでは舞花さんが来年成人式でソルトさんと倍以上離れていること、40歳を過ぎると移動当日のコンサートは体にこたえる、という話題など。

ん~、今日も長くなりそうな予感・・・

次の「心」も力強くていい歌でした。
ピアノもよかった。

舞花がステージを去ります。

MC

・ホッペにヒアルロン酸いっぱいだね(笑)
・これからはもう喋りません。毎年NHKのソルティッシュ・ナイトの放送で自分の話してるところを聞くのが辛いんです。

本田雅人がテナーサックス(だったと思います)を持って登場。
いきなり吹き始めました。
かなり激しく、盛り上がってます。

しばらく立って聞いていたソルトさんが座って絡んでいきます。
ジャズっぽい!

代わってピアノソロ。
対照的に優しいメロディです。
「Waltz For Debby」が顔を出してきて、サックスがそのメロディに入ります。

サックスの展開、ピアノのサポート。楽しそうな顔。
ボーカルととは違った楽しさが感じられます。

ピアノは軽快できれいな音。
サックスのメロディはスローで溜めが効いています。

エンディングへ。かけ合いが3度ほど続いて終わりました。

MC

・ソルト「ジャジーですね~」
・本田「(ソルトがMCで)今日もダラダラ喋ってますねえ。でも前より上手になりましたよ。前の感じも好きだったんだけど」
・ソルト「ボクの2つ上の先輩が国立音楽大学に通っていて、そこに遊びに行ってるときに本田さんと知り合ったんですよね。30年以上の付き合いになります。舞花ちゃんがが生まれる前から(笑)」
・ソルト「『Four of a Kind』というバンドもやってました」
本田「やってましたね~」
ソルト「やってましたね~、って!(笑)。次はそのときの本田さんが書いた曲を今日は2人で。本田さんはあまり変わらなくていいけど、こっちは3人分やらなきゃいけないんですよ」
本田「そうなんですよ。気がつきましたか」
・本田「ピアノとボーカルだけというこのイベントはいいですね。歌う人の息づかいまで感じられる。もうこれからはこの形ですね。バンド不要論ですね(笑)」
・ソルト「では『Upward Mobility』という曲を。やっぱりあなたの曲は難しい~」

短いかけ合いに続いて「Upward Mobility」へ。
本田さん出演ということでFOAKの曲を期待していました。この曲とは思いませんでしたが。

ツアーを追いかけて福岡まで行ったことがなぜか思い出されました。
大阪ブルーノート前にできた、道まではみ出した行列とかも。
それだけ鮮烈に記憶に残る4人でした。

サビの部分、かけ合いながら進んでいき、展開へ。
ソルトさんが言う通り、サックスはバンドのときと変わらない印象ですが、ピアノはリズムも引き受けていて「これがピアノだ!」というところまでは行ってないような。

しかしそれを引っくるめて、2人で作るFOAKの世界がありました。
単なるサックスとピアノのコラボではなく、何かが。
やっぱり一時期でも一緒にやってたからなのでしょうね。
安心感と、久しぶり!というワクワク感。
時々入るかけ合いで、それが増幅されます。

最後も6回ほどのかけ合いの後にエンド。
会場からは大きな拍手が。
この演奏を聴けただけでも私は来た甲斐がありました。

本田雅人がステージを去ります。

矢井田瞳が登場。
声援があちこちから飛びます。私の前に座るお客さんからも。
今日の客席、ヤイコ率が高いんだな、と気づきました。
なんせ復帰最初のステージですからね。そら、そうなるか。

2、3年前のヤイコのアコースティック・ツアー以来の共演という2人。
ソルトさんが初めて参加してストリングスのアレンジもしたという「この恋はもうしまってしまおう」を。
矢井田瞳の世界に一瞬にして変わりました。

MC

・矢井田「久しぶりでマイクが重いです」「来年の頭からライブを再開します。以前のようには活動できないけれど」
・ソルト「ヤイコからは波動を感じます。弾かされてしまっているような」
・ソルト「次の曲はみんな知ってるかな?」

代表曲の「My Sweet Darlin’」へ。
ピアノとボーカルだけですが、物足りなさは全くなく、2人の力を改めて感じました。
ヤイコファンにはどう映ったのでしょう?

MC

・ソルト「みんな知ってるよね(笑)」
・ソルト「次は未発表の曲ですね。本邦初公開?」
矢井田「本邦初公開ではなくて、ライブではやってるんですが。2008年に周りにいる人に不条理なことが起きて、そのことを考えて作った曲です」

「悲しみが吹いた時」メッセージ性がある曲で、導入部でのピアノの高音も印象的でした。
強烈な個性を持ったアーティストだと実感。

矢井田瞳がステージを去り、スキマスイッチの大橋卓弥が登場。

MC

・ソルト「卓弥のことは力強い曲を書く人だなあと、以前から注目してました」
・ソルト「今日は3曲選んできてくれました」
卓弥「せっかくですからソルトさんに弾いてほしい、種類の違う曲、ボクも聴きたい曲を」
ソルト「まずは聖なる気持ちで・・・」

「Angels We Have Heard On High (Gloria)」メモに「賛美歌っぽい」と書いたのですが、賛美歌そのものでした。
予想外の選曲と「オーーー、オオオオオーーー」とコーラスするボーカルがとても新鮮。
クリスマスという時期的にも相まって。

ピアノはだんだんジャズっぽくなっていき、ソロではスイングしていました。
これもなかなかの聴き応えでした。

MC

・ソルト「賛美歌をやってしまいました。ゴスペルみたいになっちゃって。通じ合うものがあるんですね」
・ソルト「ソロでの活動はどうですか?」
卓弥「ソロの間はお互いに違う活動をして、スキマスイッチとして集まったときにいい化学反応が起こればいいなあと思います」
ソルト「シングライクトーキングもそうだよね~。来年8年ぶりにアルバムが出るそうです。こないだメンフィスで・・・」と長引きそうになると、舞台袖にいた竹善からオフでツッコミが(「長いよ!」か「後で喋るから!」かそのような言葉。2人も客席も笑い)
卓弥「竹善さん、そこにいたんだ!楽屋にいればいいのに!」
・卓弥「次の曲はソロのデビュー曲です。(客席が少しだけ沸く)やっぱりそれくらいの反応ですね。知名度がないんだな」

「はじまりの歌」いい曲でした。ソルトさんは跳ねてました。

客席から卓弥君に声援が飛びます。

MC

・ソルト「これは『黄色い声援』ですね。いいなあ~」
どこからか「ソルト~!」「さとる~!」という黄色い声援。
ソルト「ありがとう!(笑)」
・ソルト「次の曲はこの人も迎えて、やります」

佐藤竹善が登場。本田雅人も再登場。

・卓弥「この中でワイヤレスのマイク持ってるの、竹善さんだけですよ!」
よく見ると竹善だけハンドマイクを持っている。
竹善「(ソルトに)どれだけ喋るんだよ!!」
・竹善「卓弥の英語の歌は初めて聴きました。よかったね~。オレにも黄色いの、ちょうだい」
客席から「ちくぜ~ん!」
・この4人でマイケル・ブーブレの「ホーム」をやります。

「Home」卓弥君と竹善さんが交互に歌います。
そこにサックスのソロ。やっぱり映えます。一気に主役を持っていくような。
2人のボーカルに絡んでいくサックス。そしてピアノ。

大橋卓弥がステージを去ります。

MC

・竹善「(胸に赤いバラをつけたソルトに)レコード大賞の司会者みたいだね」
・ソルト「竹善とは去年ソルト&シュガーで13年ぶりにアルバムを出して、このイベントは今年で14回目」
竹善「大阪では『クロス・ユア・フィンガーズ』としてやってるんですけど、その1回目に出てくれたヤイコはデビュー前の大学生でしたからね」
・竹善「あなたのMCも上達しましたよ。舞花ちゃんに『40歳超えると疲れやすい』とか『ライブ終わった後のラーメンがおいしい』とか、そんなこといいから!」
・ソルト「ソルト&シュガーのライブでもやった『All I Wanna Do』を今日はサックスも交えて」

「All I Wanna Do」やっぱりサックスが映えます。
ピアノとの絡み、間奏のソロ、ボーカルとの絡み。かっこいいです。
ピアノとのかけ合いではノッた竹善さんもピアノにちょこっと参加。

本田雅人がステージを去ります。

MC

・ソルト「去年のソルト&シュガーのオーチャードホールでのライブがCDになりまして、なぜかライブ会場でしか売らないそうです」
竹善「お店に置いてもらえなかったんでしょうか?今日もこのロビーで売ってて、もう○○○枚売れたそうですよ(管理人注.数字忘れました)」
ソルト「そうなの!?あ、来年の1月29日のボクのコンサートでも売ります。ロビーでチケットも売ってますので」
竹善「CDを買うのとキミのチケットは関係ないけど」
ソルト「1月29日にね、渋谷に新しくできたさくらホールという・・・」
竹善さんがピアノの上にあったコンサートのチラシをソルトさんに渡して「これ見てちゃんと言ったら?」
ソルト「(笑)あ、渋谷区の・・・」
竹善「今なんでちょっと笑ったの?」
ソルト「いや、この写真使うかなあ、と思って」
竹善「アハハハハハ~!」
ソルト「初めてちゃんと見たよ」
竹善「ハハハ~!マジで笑ってしまいました」
ソルト「今日配ってるチラシの中にありますから、後で見てください」
(管理人注.そのチラシはこちらです

・竹善「ソルト&シュガーはオリジナルが6曲しかないんですが、そのうちの1曲、ボクが詞を書いてソルトが曲をつけた『ココロスタート』を」

「ココロスタート」私はこの曲のピアノが特に好きです。
決めでピン!と跳ねるところ、ボーカルとの絡み方、間奏。

続いてアル・ジャロウの「(I Can Recall) Spain」今日もやってくれました。
思わず息を飲んでしまうボーカルとピアノ。
ピアノのソロは熱演です。
長い曲ですが、時間も忘れ引き込まれます。

MC

・竹善「10曲分くらいエネルギー使いました。47歳にはこたえます」
・シングライクトーキングのアルバムの話。竹善さんがメンフィスでメントスを持って写真を撮った話。ソルトさんの「アンマンであんまん」「坂本ローマ」の話など。
・竹善「長く喋ってるのは、その間に体力を回復させようと思ってるからです」

「Stardust」ステージにはたくさんの星が降っています。
ムードある曲にしっとりします。
「Spain」を演奏した人たちとは思えません。

佐藤竹善が去り、塩谷哲がステージを去ります。

アンコールに塩谷哲が再登場。
出演順に5人全員を招き入れます。
舞台左手から舞花、矢井田瞳、佐藤竹善、大橋卓弥、本田雅人の並び。

MC

・ソルト「よく考えるとすごい顔ぶれですね」
・竹善さんがクリスマスにちなんで黒と赤の衣装を着てきたつもりが、それは赤じゃないとみんなから突っ込まれる

「星の夜」毎年ラストを飾るこの曲。(正確にはラストの1曲前ですが)

歌った順番は竹善→舞花→矢井田→卓弥(♪それは~)→竹善(♪そして~)→間奏は本田のサックス→舞花→矢井田→矢井田&舞花→矢井田→竹善(♪それは~)→本田のサックスが入って→卓弥(♪世界中の~)→5人(♪そして~)→ソルト(♪夢のような)→全員(♪星の夜に)

今年はサックスが入って、締まった感じ、メリハリが強く効いた「星の夜」でした。

5人がステージを去ります。

MC

・14年間続けてこれたことへのソルトさんのみんな(お客さん、アーティスト、スタッフ)への感謝の気持ちが述べられました。
そして「いい音楽は決してなくならない」と。

シーンと静まりかえった会場。
最後の曲は「A Little Lullaby」
最近のソルトさんのライブの締めはこの曲が多いです。

飾らない、そのままのソルトさんの気持ちが伝わってきました。
優しい音、余韻を残して終了。
今年の Saltish Night も終わってしまいました。

今回は例年より出演アーティストの人数は少なかったかもしれませんが、その分名前が大きく、1曲1曲も大きかったように感じました。
そのファンの方々に Saltish Night の存在を知ってもらえるいい機会になったかな?

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